ある小さな島国での出来事です。車泥棒が、その島の警察署長の車を、そうとは知らずに盗んでしまいました。
警察署長は大変怒り、早速、自ら陣頭指揮を執って捜査に乗り出しました。
そして、かつて集団で車荒らしをしていた、怪しい4人の容疑者を捕まえました。
ただ、目撃情報などから、今回の事件は単独犯行であることが間違いないのですが、4人のうち誰が真犯人なのかは、わかりません。
さて、この警察署では、ちょうどアメリカの防犯会社から、最新鋭という触れ込みの嘘発見器を購入したばかりでした。
そこで警察署長は、早速その威力を試してみようと、4人の容疑者に尋問する際、この嘘発見器を使ってみました。
尋問に対して、容疑者達は、それぞれ次のように証言をしました。
容疑者ばら
A「高校では、俺はしゅうとは同じクラスだったんだ」
B「halは、運転免許を持っていないぜ。」
C「車を盗んだやつは、それが警察署長の車だとは知らなかったんだよ。」
容疑者hal
D「しゅうが犯人だよ。」
E「ばらは犯人じゃないね。」
F「そもそも俺は、これまで車の運転席に座ったことないぜ。」
容疑者しゅう
G「俺は、ばらとはこれまで会ったことなんてないよ。」
H「halは犯人じゃないよ。」
I「サンパウロが犯人だ。」
容疑者サンパウロ
J「しゅうは犯人じゃない。」
K「俺はやってないよ。」
L「ばらが犯人だ。」
さて、尋問が終わり、それぞれの証言内容の真偽を見極めようと、嘘発見器の記録をチェックしてみたところ、なんと、「真実の証言4個、嘘の証言8個」という表示があるだけで、どれが本当でどれが嘘なのかの内訳表示がありません。
どうやら、設定を間違えていたようでした。警察署長は、頭を抱えてしまいました。
でも、頭の良い副署長のイニシャルKは、たったこれだけのヒントから、見事、犯人を論理的に推理してみせ、大いに男を上げました。
さて、嘘発見器の情報が正確であり、副署長の推理が正しいとすると、車泥棒の犯人は、4人のうち誰?