正反交合
中国奥地のある閉ざされた地域に、独特の信念を持つ3つの部族が住んでいました。
その3つの部族は、正族、反族、交族で、その名が示すとおり、正族は常に本当のことを言い、反族は常に嘘をつき、交族は、本当のことと嘘とを交互に言います。なお、交族がまず本当のことから言い出すのか嘘から言い出すのかは決まっていません。
ある旅人がこの地を訪れたとき、この3つの部族に属する、その名も正氏、反氏、交氏の3人の人物に出会いました。この3人は、どうやらそれぞれ別々の部族に属していることは間違いないのですが、困ったことに必ずしもその名前の通りの部族ではないようです。そしてそこに、さらに一人、合氏という、3つの部族のどれかに属してはいるものの、どの部族なのかはわからない人も加わりました。
そこで旅人が、正氏、反氏、交氏の3人に、それぞれ、「あなたの部族は何ですか」「合氏の部族は何ですか」という2つの質問をしたところ、3人の答えは、それぞれ次のようなものでした。
正氏:私は正族ではありません。合氏は反族です。
反氏:私は反族ではありません。合氏は交族です。
交氏:私は交族ではありません。合氏は正族です。
さて、4人の部族は、それぞれ何でしょうか?