ヒデオさんとエミコさん

[答え]

 
   50147
     381
   46097
      78
 +) 5381
 ━━━━━━━
  102084

[解法の一例]
 
(1) D=1。Dは1か2ですが、仮に百と千の位が最大限繰り上がっても
  万の位は2繰り上がることができない。よって、D=1が決定する。
 
 
(2) (1)の結果より、一の位:2(O+1)+N→E(→は、「左辺の和から
  繰り上がり分を除く」の意味)。従って、O≠4および9で、十の位への
  繰上がりは1または2、あるいは繰上がりはナシ。
 
 
(3) 十の位の繰上がり分=4数+(一の位からの繰上がり)なので、1~3。
  しかし、百の位の繰上がり分=2A+1+(十の位からの繰上がり分)。
  従って、十の位の繰上がりは偶数ではありえず、1もしくは3で、
 
   1のとき:A=4で、千の位への繰上がり1。またはA=9で、同2。
   3のとき:A=3で、千の位への繰上がり1。またはA=8で、同2。
 
  のいずれかになる。
 
 
(4)  ●十の位の繰上がり=1のとき
 
  E+N+K+O+(一の位の繰上がり分(=1か2か0))=10。
  これが成立するためには左辺の各数は5以下でなければならない。
  (2)の関係を含めて左辺の組み合わせを考えると、以下の3組しかない。
 
  (O,N,E,K)=(0,3,5,2) ………………(a)
          (2,4,0,3) ………………(b)
          (3,4,2,0) ………………(c)
 
  (a)のとき
    残り4,6,7,8,9。(3)よりA=4または9。
    A=4のとき、千の位への繰上がり=1で、残り6,7,8,9。
       従って、I+M+H+1→V。これを満たす組はなく、×。
    A=9のとき、千の位への繰上がり=2で、残り4,6,7,8。
       I+M+H+2→Vで、やはりこれを満たす組はなく、×。
 
  (b)および(c)のとき
    (3)よりA=9なので、千の位への繰上がり=2。残り5,6,7,8。
    I+M+H+2→Vで、これを満たすものはなく、×。
 
   ●十の位の繰上がり=3のとき
 
  E+N+K+O+(1または2または0)=30。
  これが成立するための左辺の数の最小値は4。従って(2)から、一の位は
  少なくとも1繰り上がる。従って、左辺の組み合わせのは次の3通り。
 
    (9+8+7+5)で一の位の繰上がり=1 ……(ア)
    (9+8+6+5)    〃    =2 ……(イ)
    (9+8+7+4)    〃    =2 ……(ウ)
 
  (2)の関係を含めた左辺の組み合わせは、上から順に以下の4通りのみ。
 
  (O,N,E,K)=(5,7,9,8) ………………(c)  ((ア)より)
          (6,5,9,8) ………………(d)  ((イ)より)
          (7,8,4,9) ………………(e)  ((ウ)より)
          (8,9,7,4) ………………(f)  ((ウ)より)
 
  (3)より、百の位の繰上がり分=2A+4。よって、(c)~(f)すべての
  場合で、A=3、千の位への繰上がり=1は決定。
 
  (c)のとき
    残り0,2,4,6。
    I+M+H+1→Vを満たす組み合わせはなく、×。
 
  (d)のとき
    残り0,2,4,7。
    I+M+H+1→Vにおいて、V=7のみ決定可。繰上がりなし。
    残り0,2,4で千の位:9+H=10+Iを満たす組はなく、×。
 
  (e)のとき
    残り0,2,5,6。
    I+M+H+1→Vで、V=2が決定可。繰上がり=1。残り0,5,6。
    (H,I)=(5,0)の場合に万の位:4+H+1=10+Iが成立し、残り
    M=6ですべて矛盾なく、○。これが解で、以下は唯一解の検証。
 
  (f)のとき
    (e)と同様、V=2まで決定可。万の位:7+H+1=10+Iは、
    残る0,5,6では成立できず、×。
 
 
従って、以上のように解が一つだけ決定する。    …………(終)

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