3つの選択科目

今回も「不思議の国」でアリスの出会ったお話しから。
題して『歴史的遭遇!? アリスとクレス 及び アリスとテレス』
(ただし今回は「アリス」本文に基づくものは1つもナシ。あちゃ~(^┰^)ゞ)

[問題用紙]

まだトランプの女王の治める「不思議の国」から抜け出せないでいるアリス。
どうせなら何か身に付けて帰ろうと、この国の最高学府「バカデメイア学園」に
入学することにしました。

ちょうど同じころ、トランプ界屈指の賢人として知られるクレスとテレスも入学
してきました。2人はよきライバルですが勉学の祖は共通で、『弁明』で知られる
今は亡きクラテスです。

さて、履修科目ですが、正字・撤学・至善化学などの必修科目のほかに
幾つかの選択科目があります。そのうち3人が選んだ選択科目は、
弁償の様々な形態における正当性・反論・合意の方法等について考察する『弁償論』、
イデアとしてのネット社会をロゴスとしてのBBSを通じて研究する『掲示上学』、
対話が記録される過程において生じる種々の意味上・概念上の違和感について論ずる
『多違和論』の3つです。
それぞれの履修で得られる単位数は『弁償論』=1、『掲示上学』=2、
『多違和論』=3と設定されています。

3人はそれぞれ、この3つの選択科目のうちから1つまたは2つを取りました。
ただし、同じ組み合わせで選んだ者はおらず、3人の設定単位数の合計は9になる
といいます。

翌日、見栄を張って2科目取ってしまったことをちょっぴり後悔しているアリスの
耳に、彼等のこんな言葉が入ってきました。

クレス「ふん! テレスのやつ、あれほど馬鹿にしていた『多違和論』を
取ったそうじゃないか」
テレス「あらま、アリスお嬢ちゃんは『弁償論』を選択したんだってね。
ふ~ん、解るのかね?」

上の2人の言葉から、3人がそれぞれどの科目を選択したか当ててください。
ただし、やっかみからか、自分より取得単位数が多くなる相手については本当の
ことを言っていません。

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