(正解)
内幕:
コーデリア=ジョディ・デンチ(なりきっている)
リーガン=エレン・ミレン
ゴネリル=メギー・スミス(ウソをついている)
もしウソをついているのが役になりきっている者なら、「私はジョディではない」
は、彼女にとっては真実の発言なのだから、なりきっているのはコーデリアでも
リーガンでもなくゴネリルということになる。するとリーガンの発言(真実)から、
ゴネリル=メギーとなり、誰もジョディでなくなってしまう。従ってウソをついて
いるのは役になりきっている者とは別人。
コーデリアの発言がウソなら、コーデリア=ジョディで、ゴネリルの発言と矛盾。
リーガンの発言がウソなら、それはリーガン=ジョディ、ゴネリル=エレンという
意味になるが、これもまたゴネリルの発言と矛盾する。
以上からウソをついているのはゴネリルで、リーガンの発言からゴネリル=メギー。
そしてゴネリルの発言(ウソ)よりコーデリア=ジョディで、その発言からジョディ
が役になりきっている者と判明する。
*
メギー 「どうして私がゴネリルになるのよ!?」
ジョディ「あら、似合ってるじゃない。魔女っぽい雰囲気がぴったり!(笑)」
エレン 「マクゴナガル先生もお似合いでしたけどね。それよりちょっとぉ!
私の方こそ、年齢からいって当然コーデリアの筈じゃありません?」
メギー 「マクゴナガルの方は映画が当たったから、まあ、いいわ。それより
あんたこそジョディ、この中じゃ最年長だっていうのに末娘役なんて、
第一どう見たって、あんたコーデリアって顔じゃないじゃない」
ジョディ「顔はお互い様でしょ! こう見えても私、オフィーリアで舞台デビュ
ーしてんのよ。美・女・役! ジュリエットだってやったんだから」
エレン 「50年も前でしょ、半世紀(笑) それより私の方は女王よ、女王陛下役。
格の違いと言うの? 勲章だって貰ってんだから。デイムよデイム!」
ジョディ「うるさいわね! みんな貰ってるわよ。ついでに言うならこの中では
私が最初! それこそ格の違いよ! オスカーだって貰ったし、ノミ
ネートだけなら6回もよ! あんたらより遥かに多いの、わかった?」
エレン 「オスカー? あら、助演でしょ。私しゃ堂々の主演ですわ。えへん!」
メギー 「つまんない自慢してんじゃないのっ! 主演も助演も私ゃ両方頂いて
ますっての。エレン、あんたロス住まいのくせに何威張ってんのさ」
ジョディ「そうそう、女王陛下もこんなのに叙勲するなんて、どうかしてるわね」
メギー 「しかも映画の中とはいえ、こんな女に自分の役演じるのを許すなんて、
いったい何考えてんのかしらね陛下も・・・」
ジョディ「まったくだわね。そろそろ隠居した方がいいんじゃない? あはは」
エレン 「!・・・う、うしろ・・・、じょ、じょ、うし・・・」
ジョディ「何よ、どうかしたのエレン? 急にしどろもどろに・・・」
メギー 「ジョ、ジョディ! ク、Queen! rear・・・」
女王陛下「――三人ともDameは取り消します!」
女優一同「Oh,Damn!」
*
道化「さもありなん、この大いなる阿呆の舞台に上りしからには!」
―幕―
(なお、上記は全てフィクションであり、実在の人物・出来事等とは一切関係なく、
また、名前の大変よく似通った方々が、そのような、その、憚られる種類の言葉
を口にしたという話を耳にした事実は一切ありません、念のため。 f^^;)