(解答)
[latex]\quicklatex{size=30}\frac{3\sqrt{2}+\sqrt{6}}{8}[/latex] cm2(解き方)

AからBCに平行に引いた線とEDとの交点をP、AGを斜辺とする直角二等辺三角形の直角の頂点をQ、QからAPに下ろした垂線の足をR、GからAPに下ろした垂線の足をT、QからAPに平行に引いた線とGTの延長線との交点をSとする。
△AFGの面積は、[latex]\quicklatex{size=20}\frac{AF*AT}{2}[/latex]で求めることができる。
まず、△ABCは正三角形で、FはBCの中点だから、BF=1cm。また、∠AFBは直角。
すると、三平方の定理を使って、[latex]AF=\sqrt{2*2-1*1}=\sqrt{3}[/latex]cm が求まる。
次にATの長さを求める。
まず、APとFCは平行だから、∠FAP=90°
∠FAC=30°、∠CAD=45°だから、∠DAP=90°-(30°+45°)=15°
∠DAG=30°だから、∠PAG=30°-15°=15°
△AQGは直角二等辺三角形だから、∠GAQ=45°
したがって、∠DAQ=45°-30°=15°
ゆえに、∠QAR=15°+15°=30°
また、∠ARQ=90°だから、∠AQR=60°。
したがって、△AQRは△ABFと相似で、AQ:QR:AR=2:1:[latex]\sqrt{3}[/latex]
AG=1cmで、△AQGは直角二等辺三角形だから、AQ=[latex]\frac{\sqrt{2}}{2}[/latex]cm
したがって、AR=[latex]\frac{\sqrt{2}}{2}*\frac{\sqrt{3}}{2}=\frac{\sqrt{6}}{4}[/latex]cm
次に、AFとGSは、ともにAPと垂直に交わる線分なので平行。
∠FAG=∠FAC+∠CAD+∠DAG=30°+45°+30°=105°
∠PAG=∠FAG-∠FAP=105°-90°=15°
∠AGT=180°-(∠ATG+∠TAG)=180°-(90°+15°)=75°
∠AGQ=45°だから、∠QGS=∠AGS-∠AGQ=75°-45°=30°
∠GQS=180°-(∠QSG+∠QGS)=180°-(90°+30°)=60°
そして、AQ=GQだから、△AQRと△GQSは合同。したがって、RQ=QS
また、四角形RQSTは、すべての角が直角だから、正方形。したがって、RT=RQ
ゆえに、RT=RQ=AQ/2=[latex]\frac{\sqrt{2}}{2}[/latex]/2=[latex]\frac{\sqrt{2}}{4}[/latex]cm
したがって、AT=AR+RT=[latex]\frac{\sqrt{6}}{4}+\frac{\sqrt{2}}{4}[/latex]cm
したがって、△AGF=AF・AT/2=[latex]\sqrt{3}[/latex] * [latex]\quicklatex{size=20}\frac{\frac{\sqrt{6}+\sqrt{2}}{4}}{2}=\frac{3\sqrt{2}+\sqrt{6}}{8}[/latex]cm2
(藤島コメント:AT=AG・cos15°なのはすぐわかるので、三角関数が使えれば簡単に解けますが、ピタゴラスの定理だけで解こうとすると大変ですね。ちなみに、この解き方は、残念ながら、僕(藤島)が考えたものではありません。「cos15°」をググって見つけた、灘高校の数学の先生の考え方を拝借したのものです。いやー、すごいですね。感服です。それにしても、こんな問題を高校入試に出す愛知県って、何考えてるんでしょうね)
(サンパウロ坂本さんの解法)

上図の、三角定規を2枚貼り合わせた三角形の面積が [latex]\quicklatex{size=20}\frac{1+\sqrt{3}}{2}[/latex] であることを利用する。
これは、2辺の長さが[latex]\sqrt{2}[/latex]cmと2cmで、それを挟む角度が105°である三角形の面積が [latex]\quicklatex{size=20}\frac{1+\sqrt{3}}{2}[/latex] であることを意味している。
さて、求めようとする、△AFGは、2辺がそれぞれ[latex]\sqrt{3}[/latex]cmと1cmで、それを挟む角度が105°の三角形である。
したがって、△AFGの面積を求めるためには、上図の三角形の1辺を[latex]\frac{\sqrt{3}}{\sqrt{2}}[/latex]倍、他の1辺を[latex]\frac{1}{2}[/latex]倍してやればよい。
すなわち、
△AFG = [latex]\quicklatex{size=20}\frac{1+\sqrt{3}}{2}*\frac{\sqrt{3}}{\sqrt{2}}*\frac{1}{2}=\frac{3+\sqrt{3}}{4\sqrt{2}}=\frac{3\sqrt{2}+\sqrt{6}}{8}[/latex]
(藤島コメント:鮮やか。恐れ入りました)
まず高校数学で解く。AF=√3
AFを底辺と見なすと高さはAG×sin75=sin75
ここで加法定理を使い
sin75=sin45×cos30+sin30×cos45
=(√6+√2)/4
故に、答えは(3√2+√6)/8
中学生の解き方は、この加法定理(45+30)の証明を
させれば良いのです。
直角二等辺三角形の1:1:√2及び
30度60度の直角三角形2:1:√3は当然
使えるものとするなら簡単にできます。
AB=1を斜辺とし<B=75度の直角三角形ABCを
書きます。ABを斜辺とする直角二等辺三角形ABD
をCのある側に書きます。
DからBCの延長線上に下ろした垂線の足をE、
またACEFが長方形になるようにFを取ります。
<ABD=45度、 <DBE=<ADF=30度
AD=BD=√2/2
DE=BD×1/2=√2/4
FD=AD×√3/2=√6/4
AC=EF=(√2+√6)/4
これで高さが求まりましたので、三角形の面積
=底辺×高さ/2で求まります。
ちょっと思考パターンを逆にしましたが、
恐らくどの解法もこの30度と45度の直角三角形
を利用するものと思われます。
こちらの方は、やっぱり同じ解き方ですね。
加法定理を証明すると言うちょっとずるい考え方を
しましたが、そこはご勘弁を。
そんな難しい方法しなくても解けますよ。
解き方の概要
30度と45度と105度の三角形を作ると、辺の長さの比は、2:√2:(√3+1)になります。
この三角形の比をそのまま長さとして面積を求めて、
この問題のAFの長さの√3にあうように拡大し、相似比を使って面積を求めます。
このままだと、AGの長さが1cmにならないので、伸ばした分だけ面積も同じ割合で大きくすれば解けます。
補助線はいりませんし、難しい三角比も必要ありません。
105度、30度、45度の三角形の面積を求める問題の応用ですね。
中学生らしい問題でしょう。
ちなみに、愛知県の入試は、毎年難しいです。
(私も愛知県出身です)
7.5の倍数の角度でできている三角形について、長さの比を全部求めておくといいかも。