
上図で、△ABCと△ADEはともに正三角形で、F、Gはそれぞれ辺BC、EDの中点である。
AB=2cm、AG=1cm、∠DAC=45°のとき、△AFGの面積は何cm2か。
(この問題を提供してくださった桃燈さんのコメント)
愛知県公立高校入試の問題です。
中学生の指導要領の範囲内で解けるのですが、補助線を用いて
中学生がやるようにパズル感覚で解こうとするとものすごく難
しいです。
私は一ヶ月以上解けませんでした(高校レベルの数学を用いて
答えだけは出せていましたが)。
どういう補助線で解けるのか、読者投稿と言うより本編で出し
て頂いたら皆さんの目に触れていろいろな意見が聞けそうです
が、まぁ、それは単なる私の欲で(笑
こんな難問なパズルを出してくる高校入試、しかも公立高校の
入試。半端無いです(爆
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まず高校数学で解く。AF=√3
AFを底辺と見なすと高さはAG×sin75=sin75
ここで加法定理を使い
sin75=sin45×cos30+sin30×cos45
=(√6+√2)/4
故に、答えは(3√2+√6)/8
中学生の解き方は、この加法定理(45+30)の証明を
させれば良いのです。
直角二等辺三角形の1:1:√2及び
30度60度の直角三角形2:1:√3は当然
使えるものとするなら簡単にできます。
AB=1を斜辺とし<B=75度の直角三角形ABCを
書きます。ABを斜辺とする直角二等辺三角形ABD
をCのある側に書きます。
DからBCの延長線上に下ろした垂線の足をE、
またACEFが長方形になるようにFを取ります。
<ABD=45度、 <DBE=<ADF=30度
AD=BD=√2/2
DE=BD×1/2=√2/4
FD=AD×√3/2=√6/4
AC=EF=(√2+√6)/4
これで高さが求まりましたので、三角形の面積
=底辺×高さ/2で求まります。
ちょっと思考パターンを逆にしましたが、
恐らくどの解法もこの30度と45度の直角三角形
を利用するものと思われます。
こちらの方は、やっぱり同じ解き方ですね。
加法定理を証明すると言うちょっとずるい考え方を
しましたが、そこはご勘弁を。
そんな難しい方法しなくても解けますよ。
解き方の概要
30度と45度と105度の三角形を作ると、辺の長さの比は、2:√2:(√3+1)になります。
この三角形の比をそのまま長さとして面積を求めて、
この問題のAFの長さの√3にあうように拡大し、相似比を使って面積を求めます。
このままだと、AGの長さが1cmにならないので、伸ばした分だけ面積も同じ割合で大きくすれば解けます。
補助線はいりませんし、難しい三角比も必要ありません。
105度、30度、45度の三角形の面積を求める問題の応用ですね。
中学生らしい問題でしょう。
ちなみに、愛知県の入試は、毎年難しいです。
(私も愛知県出身です)
7.5の倍数の角度でできている三角形について、長さの比を全部求めておくといいかも。