q730 逆引き慣用句(25)

2019/11/29 No.1084

【はじめに】

さて、いよいよシリーズ最終回の問題です。最終回はいつものとおり「難問」
です。

国語パズルの場合、なかなかどれが難しいのか判断に迷うところなのですが、
おそらく今日のものがこの5回の中では一番発想しにくいのではないかと思っ
て選びました。

でも、閃くときには閃くでしょうし、そうでなければ検索を駆使して探してみ
てください。

いつものとおり最終回は「2倍ポイントデー」ですので、努力は報われますよ。

それでは、問題に行きましょう。

【今日のパズル】

(問題)

http://fujishima.main.jp/wp/2019/11/29/q730/
http://fujishima.main.jp/baser/blog/archives/20

次に、5つの慣用句の「意味」だけをお示ししますが、その5つの慣用句には、
すべてに共通する「単語」が含まれています。その単語を含む5つの慣用句を
すべてお答えください。
(なお、共通する単語が合っていれば、個々の慣用句に想定解答と異なるもの
があっても正解としますが、慣用句が5つ全部書かれていなければ不正解とな
ります。)

a 続けて激しくせきたてること。
b 思い詰めて、こらえることができない。
c 多くの中から特に選び出される。
d 続いて打つべき手段がない。
e 自分に向けられた攻撃・非難などに対して、大勢は変えられないまで
  も、反撃・反論する。

【解答要領】

解答方法

解答フォームを参考に、メールでご解答ください。

返信先アドレス

puzzle14@fujishima.main.jp

締切

12月4日(水)午前6時

解答フォーム


[ハンドル名]

[パズルの答え]

a 
b 
c 
d 
e 

[予想自己順位・予想正解者数]

[意見・感想]


【次週予告】

次回は、12月6日(金)午前6時発行の予定です。
今回でシリーズに一区切りつきましたので、いつものように次回は集計のため
本編をお休みし、おまけのブログパズルを出題させていただきます。

次回のブログパズルは、おなじみ「同色同数踏み石」なのですが、6x6サイ
ズで6色の問題が1問だけ作ってありましたので、試しに出題してみます。お
もしろいか、面倒か、どっちでしょうね。

【前回のパズルの解答】

(問題)

a 閉塞感のある組織や事態などに新しい要素を入れる。
b 感づいて、あわてて逃げる。
c 今にも大きな変動が起きそうな、さしせまった情勢。
d 危険が迫っていて今にも滅びそうなこと。
e 逆らわずに穏やかにあしらうこと。

(正解)

a 風穴を開ける(「新風」も可)
b 風を食らう
c 風雲急を告げる
d 風前の灯火
e 柳に風

【解答者数】

読者数
 まぐまぐ :215
 ミニまぐ : 40
解答者数  : 15
正解者数  : 15

【解答者一覧】

総合順位表

  01 (00 00) 11/22 06:01:56 【銀】 桃燈 (16)
 ○02 (04 15) 11/22 06:03:28  Tatsuya (14)
 ○03 (05 15) 11/22 06:03:45 【金】 しゅう (11)
  04 (00 00) 11/22 06:04:21  Misa (7)
 ◎05 (05 15) 11/22 06:04:52 【銅】 バルタン星人 (10)
  06 (09 16) 11/22 07:44:15  ZVX (5)
  07 (00 00) 11/22 08:25:26  くりこ (4)
  08 (00 00) 11/22 12:17:46  梅いちりん (4)
 ○09 (12 15) 11/22 14:26:17  ちき (6)
  10 (12 13) 11/22 14:36:05  キムコウ (5)
 ○11 (14 15) 11/22 14:40:33  tora (4)
  12 (13 14) 11/22 16:54:09  いっちゃん (4)
  13 (00 00) 11/22 20:13:47  ふぇいまぉ (5)
 ◎14 (14 15) 11/23 22:08:09  まりっち (7)
  15 (16 16) 11/25 19:11:56  でん子 (5)

講評

第14期第6回ポイントレース、第4回のトップは、

                      桃燈さん

でした。おめでとうございます!

全くお見事としか言いようがありません。4回目にして、唯一の1分台をたた
き出す圧勝で、文句なしの4連勝。解答内容も、想定解答通りのパーフェクト
なもので、ほんとこのシリーズとの相性の良さを感じさせられますね。これは
いよいよ「パーフェクト優勝」が濃厚になってきたかな。

ただ、1分切りがないことや、2位以下のライバル達が予想を当ててポイント
を重ねているので、実はポイント的には安全とは言いがたい状況で、実際、も
し今日の最終回でTatsuyaさんにトップを掠われることがあれば、同点や逆転
の可能性も大いにあります。しっかりとトップで有終の美を飾りたいところで
すが、果たしてどうだったでしょうね。

そして2位は、Tatsuyaさん。今期はトップをすべて桃燈さんに抑えられてい
る状況ですが、連続2位キープの上、今期は予想の調子も良くて、累計ポイン
トでは桃燈さんに2ポイント差とぴったりマーク。いつも自信なさげなコメン
トですが、ツボに嵌まっての一発大逆転成るか?楽しみですね。

3位は、しゅうさん。累計での上位2人に、今回も1位、2位を抑えられてし
まったため、逆転はちょっと厳しくなってしまい、むしろ今回ダブル的中のバ
ルタン星人さんに詰め寄られた状況。ディフェンディング・チャンピオンには、
連覇はおろかメダル転落の危険性も出てきてしまいました。今日の問題は、閃
きスピードが左右しそうな感じだけに、最後まで気を許せませんね。

4位は、Misaさん。がんばって上位をキープされておられますが、やはり「予
想しないポリシー」では今一つ点を伸ばしきれません。でも実力者だけに、実
は最終回の難問のダークホースかも。

5位は、バルタン星人さん。今期はなかなか調子が上がらず、累計ではどうし
ても3位以内に食い込めませんが、今日は底力でダブル的中を成し遂げ、しゅ
うさんには1ポイント差というところまで追い上げました。なんとかもうひと
頑張りして、せめて同率でも3位の銅メダルまで持って行きたいところですね。

正解者数については、参加者が前回と全く同じで、toraさんが今度はきちんと
正解されましたので、前回参加者数と同じ15人。これはさすがに予想しやす
かったようで、バルタン星人さんとまりっちさんが、順位も当ててのダブル的
中。これ以外にも、Tatsuyaさん、しゅうさん、ちきさん、toraさんの4人が、
正解者数を的中されました。ただ、順位のみの的中者はおられませんでした。
的中者の方々、おめでとうございました。

この結果、ラス前での累計ポイントでは、トップが16点の桃燈さん、2位が
14点のTatsuyaさん、3位が11点のしゅうさん、4位が10点のバルタン
星人さん、5位が7点のMisaさんとまりっちさんという状況。トップ争いと3
位争いがなかなか熾烈ですが、優勝はやはり勢いのある桃燈さんの可能性が高
そうですね。一方3位争いの方は、案外予想ポイントが結果を左右するような
ことになるかも。再来週の結果発表をお楽しみに。

それでは、皆様からのコメントのご紹介に行きましょう。

解答者コメント

Tatsuyaさん

このシリーズ、さっぱり閃かず
アヒル(検索エンジン)に頼り切っています
知らない慣用句ばかりで今回も自信がありません
逆転優勝なんて頭の隅にもありません

まあそうはおっしゃいますが、現実には桃燈さんにわずか2点差の2位ですよ。
今日の閃きと検索スピード次第では、ひょっとするとひょっとしちゃうかもで
すよ。さて?

しゅうさん

閃かなくて閉塞感、風穴があきませんでした。

ローマ教皇のご来広とてもありがたかったです。核兵器廃絶の実現はなかな
か想像できませんが、テロリストの手に渡ることだけは無いように祈ります。

今回の問題は、桃燈さん以外、かなり苦戦された方が多かったようですね。
そういうときには、「当たり」の付け方のうまさが勝負を分ける感じですね。

ローマ教皇の被爆地訪問は、連日大きなニュースになっていますね。ほんと立
派な方のご様子で、頭が下がります。悪用されないためにも、なんとか知恵を
絞って核廃絶に向かって欲しいですね。

バルタン星人さん

相変わらず、冴えません。

とおっしゃいながらも、何とダブル的中で、しゅうさんとの差をむしろ1ポイ
ント縮めましたよ。これをご覧になれば、やる気も出てきたところでしょうが、
このメルマガを読む頃には、ブログ上の争いで、既に勝負は決しているところ
ですね。さてさて。

今日の雑学クイズは、子どもの頃に読んだ伝記でざっくりとは知っていたつも
りでしたが、まさかそんなエピソードがあったとは。まさに「雑学」にふさわ
しいエピソードで面白かったです。

梅いちりんさん

a 風通しを良くする

別解として取り上げた「新風」の方に比べると、こちらはニュアンスが多少違
うのでちょっと微妙ではありましたが、「風通し」自体はgoo辞書にあります
し、その項目の例文には「風通しを良くする」もありましたので、おまけして
おきました。

ちきさん

風を食らう は知らない言葉でした。
aで浮かんだ「風」からbの言葉が出てこなくて詰まりました。

泡を食うと似たイメージですね。

そのまま返信してしまったので、再送します。

「風を食らって逃げる」というのは、小説などで割と普通に出てくる言葉かと
思っていましたが、案外ご存じ無い方も多かったですね。そろそろ死語なのか
な?

なるほど「泡を食う」ですか。確かに、水辺で激しく動いて立てた泡を食べる
のと、一目散に逃げようとして浴びた向かい風を食べるのとは、ちょっと似た
イメージがありますね。

同じメールが2通届いていましたが、最初のメールを送られた際、正しく送っ
ていたのに、間違えてメルマガをそのまま返信したと勘違いされたのかな?と
もあれ、先に届いたメールの時刻を順位の時刻にしました。

キムコウさん

取り急ぎ~

今回はお忙しかったですか。
まあ年末ですからね。

いっちゃん

今回は手こずりました。風を食らうは知りませんでした。

遂にやや手こずる問題に当たっちゃいましたか。
今日の最終回問題は、どうだったかな?

【読者投稿問題】

雑学クイズ(by バルタン星人さん)

http://fujishima.main.jp/wp/2019/11/29/barutan_20191129/

ノーベル賞を創設したアルフレッドノーベル。
彼にノーベル賞を作らせる原因になった事件とは?

正解は、問題とともにブログの方に掲載させていただきました。今日(29日)
の正午に表示されます。

【ひと言】

「AIには何ができないか データジャーナリストが現場で考える」(メレデ
ィス・ブルサード著、作品社)という本を読みました。

確か日経新聞の書評あたりで見かけて、面白そうだと思って読んだのですが、
期待通り大当たりでした。

以前から、AIがこのまま進化を続ければ、いずれ(2045年?)シンギュ
ラリティ(技術的特異点)が来て、人間の判断を全部機械に置き換えることが
できるようになる、それによって、今ある多くの仕事がなくなり、雇用が失わ
れ、大量の路頭に迷う人が出てくる、というような終末世界観に対しては、非
常に強い違和感を覚えていたのですが、この本を読んで、ようやく明確にその
理由が理解できました。

結局のところ、現在のAIというのは、人間が設定した特定の課題を解決する
ためのプログラムに過ぎず、それも、課題が一定以上複雑になると、一気に解
決の妥当性の精度が落ちるものだということは、経験的に感じていました。

この本では、自動運転やニュース記事の制作の現場の実例、タイタニック号で
生き残った人の属性の分析とそれを使った予測を行う場合の問題点など、非常
に具体的で興味深い実例を通じて、AIはなぜ人間の期待通りには動いてくれ
ないのかということを、実に明解に語ってくれています。

おそらくこれは、計算能力やプログラミング技術が進化すれば解決するような
問題ではなく、人間の正義感だとか幸福感だとかといった、プログラムが事前
に「正解」を用意していいような問題でないものが、世の中の課題の中には非
常に多いということなのでしょう。

最終章には、仕事や生活を改善するために、AIをどう利用すべきなのかとい
う提案があり、それにも深く納得いきました。当たり前のことですが、「頼る」
ものではなく「使う」ものだということですね。

パズルの「支援ツール」も、そういう意味では結構「かしこい使い方」の一例
なのかもしれません。

国語パズルは今日で終わりで、再来週からは、図形パズル「数字一筆書き」が
スタートします。支援ツールを駆使して、楽しんで解いてみてください。

ではまた。