今日は、本編はお休みです。
また、おまけパズルも、お休みです。
その代わりといってはなんですが、前期名人位決定戦への僕のコメントについて、 さいのぎ名人から問題提起をいただきましたので、これについて、僕の考え方を ご披露させていただこうと思います。
まず、12月8日出題「3人の金髪美人」について、12月15日発行のメルマ ガ第216号で、僕がさいのぎさんに宛てて書いたコメントが、これでした。
====<引用始め>====
ん~、検索にたよってといてしまっただあよ。
(中略)
というのを読んで、ちょっとがっかり。
「穴埋め問題」を検索で解いちゃったら、だめじゃないですか。数独の答えをそ のまま写すみたいなもんになっちゃうでしょ。自力で解けなくて、名人を陥落す るなら、それはそれで受け入れなきゃ。
あまり勝負にこだわりすぎて、問題を解く楽しみを自らなくしちゃうのは、もっ たいないんじゃないかな。
====<引用終わり>====
これに対して、さいのぎさんから返ってきたコメントが、これです。
====<引用始め>======
このメルマガの楽しみ方は、人それぞれというのが趣旨だったと思います。 自力で説きアハ!体験をする、というのはもっとも正当かつ理想的な楽しみ方と は思いますが、ルールに反していないのであれば、他の楽しみ方をするのもその 人の自由と解釈しています。
中でも、名人位防衛戦というのは、もてる力を全部だして、 その回答の正確性およびスピードを競うものだと思います。 よって、模範的な手段を使ってない回答かもしれませんが、 なんら批判されるべき類のものではないと主張します。
和田秀樹先生の推奨される勉強法は、 少し考えて分からない問題は解答を見ろ!です。 賛否両論あるとは思いますが、 限られた時間の中で効率的に実力をつける良い方法だと思います。 (残念ながら現役の時にはこの考え方を知りませんでしたが。)
自分の得意な分野でいかんなく力を発揮し、 苦手な分野では問題を一人で抱え込むのではなく、 使えるリソースを目一杯使って最短で解決する。 これが、現時点での僕の定義する「かしこい頭」です。
また、こういうスタンスでのぞんだ結果が、 「かしこい頭」ポイントレースをつまらなくする、 そんな事態にはまだつながってない様に感じられます。 (自己を客観的に見るのは難しいので、認識不足かもしれませんが。)
いかがでしょうか?
====<引用終わり>======
僕の意見は、次の通りです。
まず、「このメルマガの楽しみ方は、人それぞれというのが趣旨」というのは、 これまでも、折に触れて僕が言ってきたことですので、異論ありません。
ただし、僕の気持ちとしては、このメルマガの参加初心者の方と、ベテランの方 とでは、自ずと制約条件に違いが出てくる、とも考えています。ベテランの方に は、メルマガのマナーを守り、品位を維持することも、期待しています。
第2回東京オフ会で、はるさんから、僕の採点基準が、プラチナメンバーには厳 しくなっているのではないかと指摘され、その通りだと答えました。これも、そ の一つの表れで、プラチナについては、「ルール上可能な解答」であっても「み てくれの悪い解答」は、ダメだということです。「別解」は、「オリジナルの解 答よりもさらに優れた、あるいは少なくとも意外性があっておもしろい解答」で あることを期待します。
その意味で、ベテランの方には、「ルールに反していないのであれば、他の楽し み方をするのもその人の自由」では、必ずしもありません。他の解答者の模範と ならないようなかっこ悪い(と僕が感じる)やり方には、遠慮なく「批判」「ダ メ出し」します。
次に、「少し考えて分からない問題は解答を見ろ」についてです。
この方法が、効率的・効果的な勉強方法であることを一概には否定しませんが、 これについても、留保条件が付きます。
それは、この場合の「解答を見る」とは、「結論」を見ることではなく、「結論 に至るプロセス」すなわち「解法」を見ることだということです。「解き方」が 分からないのでは、答えだけ知っても、かしこくなったとは言えませんね。
「かしこい頭」の問題について言えば、特定の漢字や語彙、用語などで、自分の 知識にないものを答える必要のあるものについては、「検索」はもちろんOKで、 僕も初めからそれを想定しています。
しかし、前回の英語問題や、あるいは論理パズルなどについては、問題中に解答 に必要なすべての手がかりが示されているのですから、単語の意味について検索 するのはもちろんいいですが、問題の解答そのものを探してくるのは、NGだと 考えます。
以前、 hal-9000 さんの作成された、「氷上一筆書き自動解答プログラム」の公 開や使用は控えて欲しいと言ったのは、同様の趣旨です。
僕のこのような考え方に、まだ納得が行かないとお思いでしたら、一度ご自身で、 「かしこい頭」用の問題を作成してみれば、僕の気持ちの一端が、おわかりいた だけるのではないかと思います。
読者に楽しんでいただけそうな、適当な問題を作成したり、探してきてアレンジ したりするのは、結構手間暇かかる作業なのです。時間を掛けて作成したそうい う問題を、あっさり解かれてしまうと、それだけで結構悲しいものがあります。 でも、ちゃんと考えて解かれたものなら、諦めもつきます。ところが、それが考 えて解かれたものではなく、考えるのを手抜きして、単に誰かの答えを探してき て貼り付けただけのものだと分かったら、どれほどゲンナリするものか…
解答者がフェアに問題にチャレンジしてくれているという信頼感の元でのみ、僕 も問題作成のモチベーションを維持し続けられるのだということを、ご理解いた だければ幸いです。
最後は、単なる愚痴になってしまいました。ごめんなさい。
【次回予告】
次回は、12月22日(金)午前6時発行の予定です。
次回が、今年最後の本編問題です。「バランスモビールおもり11個」の問題で す。
【ひと言】
結構きついことも書きましたが、実のところ、さいのぎ名人をああいう行動に走 らせてしまったのも、今回のポイントレースの仕組みが悪かったのが、直接の原 因なのかなとも反省しました。
感想大賞も、当初の趣旨を大きくはずれて、「なんでもあり」の収拾の付かない 状況になってきており、集計の手間も合わせて、編集の負担が正直ちょっと耐え 難いものになってきました。
このあたりで、一度根本的に、このメルマガの今後のあり方や仕組みについて考 える時期に来たのかな、とも感じます。
ちょうど年も変わりますし、来年は少しまとまったお休みをいただいて、ゼロか らの再出発ということになるかもしれません。
当面、来年最初に予定している「ミラーハウス」(6回シリーズの予定です)の 問題までは、一応できていますので、そこまでは継続するつもりですが、それ以 後については、とりあえず未定ということで、よろしくお願いいたします。
ではまた。