sp02 春休み特別号02 はるさんクイズ(2)

春休み特別号第1号は、いかがだったでしょうか?

今日も、はるさんからの出題です。

【今日のパズル】(level:Hard)

ここは農村、どっちを向いても農家だけ。 あなたもキャベツ・レタス・白菜を合計100個育てる農家です。

キャベツは 1個100円 レタスは  1個300円 白 菜は  1個500円 の収益になります。

全ての農家が白菜ばかり育てないように、こんな規則があります。

・レタス5個につきキャベツを1個育てなければならない。 ・白 菜3個につきキャベツを1個育てなければならない。 ・キャベツ・レタス・白菜を最低1個は育てなければならない。

(なお、レタス4個、白菜2個までなら、キャベツを育てる必要は、ありません。)

さて、合計100個で最も収益を上げるには、 いくつずつ育てればよいでしょうか?

【解答様式】

メールで解答を送られる方は、以下の様式をお使いください。 ただし、「春休み特別号」については、ランキング発表は行わず、「認定」の対 象ともなりませんので、あしからずご了承ください。

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【ハンドル名】

【パズルの答え】

キャベツ    個

レタス     個

白 菜     個

【意見・感想】

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【前回のパズルの解答】

(問題)

どんぶりの中にサイコロを3個振る『チンチロリン』というゲームがあります。

このゲームには次の役があります。

(1)ゾロ目 … サイコロの目が全て同じ (2)四五六 … サイコロの目が『4』と『5』と『6』 (3)一二三 … サイコロの目が『1』と『2』と『3』 (4)目あり … サイコロの目が2つ同じで、1つ違う (5)目なし … 3つとも違う目で、『四五六』『一二三』以外

サイコロ3個を1回振ったときに(1)から(5)の出る確率を、 以下の形式で答えてください。

(1)□□分の□ (2)□□分の□ (3)□□分の□ (4)□□分の□ (5) □分の□

(解答)

(1)36分の1 (2)36分の1 (3)36分の1 (4)12分の5 (5) 2分の1

(解き方)

<1:教科書によくある方法>

3個のサイコロを白・赤・黒に色分けすると、 6通り×6通り×6通り=216通りの目があることがわかります。

この216を分母、該当する目の総数を分子にした分数が確率です。

(1)ゾロ目    白1・赤1・黒1    白2・赤2・黒2    白3・赤3・黒3    白4・赤4・黒4    白5・赤5・黒5    白6・赤6・黒6 6通りで、216分の6 ≫ 36分の1

(2)四五六    白4・赤5・黒6    白4・赤6・黒5    白5・赤4・黒6    白5・赤6・黒4    白6・赤4・黒5    白6・赤5・黒4 6通りで、216分の6 ≫ 36分の1

(3)一二三    四五六の、四を一、五を二、六を三に置き換えれば同じです。                         ≫ 36分の1

(4)目あり    (A)白と赤が同じ目    白1・赤1・黒(2・3・4・5・6)    白2・赤2・黒(1・3・4・5・6)    白3・赤3・黒(1・2・4・5・6)    白4・赤4・黒(1・2・3・5・6)    白5・赤5・黒(1・2・3・4・6)    白6・赤6・黒(1・2・3・4・5) 30通り

   (B)白と黒が同じ目…(A)と同様に 30通り

   (C)赤と黒が同じ目…(A)と同様に 30通り

                216分の90 ≫ 12分の5

(5)目なし    216通りから(1)(2)(3)(4)に該当するものを除いた    総数が目なしに該当します。

   216-6-6-6-90=108 108通り                 216分の108 ≫ 2分の1

<2:はるさんの解き方>

サイコロを1個ずつ振っていくと考えます。

(1)ゾロ目    1個目 ランダムでOK     (6分の6)    2個目 1個目と同じ     ×(6分の1)    3個目 1個目と同じ     ×(6分の1)= 36分の 1

(2)四五六    1個目 4・5・6       (6分の3)    2個目 4・5・6のうち        1個目と違う     ×(6分の2)    3個目 4・5・6のうち        1・2個目と違う   ×(6分の1)= 36分の 1

(3)一二三 は 四五六 と同様。

(4)目あり    先に(5)を解いて、(1)(2)(3)(5)の確率の和を    1から引くと(4)の確率になります。

   36分の36-36分の(1+1+1+18) = 36分の15                           (12分の 5)

 ※ もしくは以下の2通りの和

 A.1個目と2個目が同じ    1個目 ランダムでOK     (6分の6)    2個目 1個目と同じ     ×(6分の1)    3個目 1個目と違う     ×(6分の5)= 36分の 5

 B.1個目と2個目が違う    1個目 ランダムでOK     (6分の6)    2個目 1個目と違う     ×(6分の5)    3個目 1・2個目の        どちらかと同じ    ×(6分の2)= 36分の10

(5)目なし    1個目 ランダムでOK     (6分の6)    2個目 1個目と違う     ×(6分の5)    3個目 1・2個目と違う   ×(6分の4)= 36分の20

   ここから『四五六』と『一二三』の確率を引く  -36分の 1                           -36分の 1                          = 36分の18                           ( 2分の 1)

<はるさんからの「ひとことアドバイス」>

高校時代、確率問題は時間がかかるから嫌いだ、という人は多かったです。 全通りを探せたかどうか、最後までわからないのも嫌われる一因でした。

でも、本当に時間がかかるのか?全通り探せたかどうかわからないのか? というと、そうでもないと思うんですね。

教科書通りに、全通りを考えると遅くなるし、見落としやすくなりますが、 (解き方2)のように、最初の1個はランダムでOKだと考えてみると、 2個目、3個目を考えるのがラクになり、見落としも激減します。

もちろん全ての人に、この方法が有効なわけではないと思いますが・・・。

ただ、教科書に疑問を抱き、自分なりの方法を考えるようになったことは、 確率問題の枠を超えた、大きな収穫でした。

かしこさの要素には『発想力』というものがあると思います。 そして『発想』の始まりは、常に『疑問』ではないかと思います。

『疑問』を持ったから嫌いになるのではなく、『発想』の元にしましょう。

苦手克服の、1つのヒントだと思いますよ。

                              (はる)

【次回予告】

次回は、3月29日(火)午前6時発行です。

来週は、藪蘭さんウィークです。足かけ2ヶ月にまたがる1週間全部を、藪蘭さ んからの問題で、お届けします。

それも、徐々に難しくなっていきますよ。お楽しみに。

【ひと言】

前回のはるさんの問題は「確率」でした。

はるさんも書かれていたように、確率を苦手と考えている人は、結構おられます。

そして、確率に関して誤解し、非常に小さい確率を直感的に大きく見積もったり、 逆に大きな確率を直感的に小さく見積もったりして、判断を誤ることは、実によ くあることです。

有名なところでは、飛行機事故で死ぬ確率よりも、道路交通事故で死ぬ確率の方 が文字通り桁違いに大きいのに、大きな飛行機事故があると、普段自動車を運転 している人まで飛行機に乗るのを避けるようになるとか、損をしている株を持っ ているときには、明らかに下降相場であるにもかかわらず、反転の可能性を過大 に期待して損切りが遅れるというようなことがあります。

確率は、単なる数学の問題と言うだけでなく、人生の重要な決断においても、と ても重要な役割を果たすものです。

確かに、正確に計算することは、面倒は面倒なのですが、基本的な考え方はそん なに難しいものではありませんので、はるさんのクイズのような問題を通じて、 理解を深めてみていただければと思います。

ではまた。