目次
WordPressの投稿をMarkdownで書く方法
1. Parsedown for WordPress プラグインを導入
- プラグイン名: Parsedown for WordPress
- 概要: Markdownで投稿本文を書けるようにするプラグインです。
- URL: 公式プラグインページ
導入手順
- WordPressの管理画面から「プラグイン > 新規追加」へ
- 「Parsedown for WordPress」で検索し、インストール → 有効化
- これで投稿本文にMarkdownが使えるようになります
注意点
- 投稿本文以外にも影響を及ぼす場合があります(例:コメント欄など)
- 特に
<pre>
タグを使って表示していた箇所が Markdown で再解釈され、崩れることがあるため注意が必要です
2. コメント表示に `<pre>` を適用する方法(表示崩れ対策)
問題点:
Parsedownが有効だと、読者コメントの内容もMarkdownとして処理され、整形された解答文(本来 <pre>
で囲いたい部分)が崩れることがある
解決策:
WordPressの functions.php
に以下のフィルターフックを追加します:
function disable_parsedown_in_comments($content) { if (is_admin()) return $content; // 管理画面ではそのまま if (is_singular() && in_the_loop()) { // コメント本文の場合はエスケープしたまま出力 return '<pre>' . esc_html($content) . '</pre>'; } return $content; } add_filter('comment_text', 'disable_parsedown_in_comments', 99);
これにより、コメントの内容は <pre>
タグ付きで表示され、Markdown解析されず、元通り整った表示になります。
3. コメントテンプレートに手を加えた場合(確認ポイント)
コメントを表示する comments.php
が以下のような構成になっている場合:
<?php wp_list_comments( array( 'style' => 'ol', 'short_ping' => true, 'avatar_size' => 42, ) ); ?>
この出力は comment_text()
を経由しているので、先ほどの comment_text
フィルターが有効になります。
よって、comments.php
側を直接修正する必要は基本的にありません。
補足
- Parsedown を利用して Markdown 投稿を有効化した場合、見出し・リスト・コードブロックなどが Markdown で簡単に記述可能になります
- コメント欄や他のフィールドに影響が出る可能性があるため、確認の上で導入してください